【秋の風物詩と言えば…】
干し柿が秋の日差しに当たるとまるで森の宝石のようにきれいな橙色に光っています。
地域の方がお声をかけて下さり、1つひとつ丁寧にもぎ取り、丹精を込めて紐に吊るした柿たちが太陽の光を浴びて「甘ーい奥深い柿」への変身していっております。
日本での干し柿の存在が確認できるのは、平安時代(927年)に完成した『延喜式』に祭礼用の菓子として用いられていたようです。日本での甘柿の登場は鎌倉時代以降であり、干柿の歴史は甘柿よりも古く、古くは枝ごと天日乾燥する原始的なものでしたが、やがて串に刺した串柿となり、明治以後は現在のようにヘタを紐で結んでぶら下げる干し方が一般となったとのことです。
その栄養価はというと、最も多い栄養成分は炭水化物です。水分が減っている分、高カロリーな食品となっており、食物繊維も豊富で、他にミネラルとして、マンガン、カリウムも多い保存食です。また、ビタミンCが豊富で、生の大きい物ならば一個で一日に必要な量は補給できるが、ビタミンCは干し柿にすると無くなり、その代わりにβ-カロチンが増えます。しかし、食べ過ぎるとタンニンの作用で鉄分の吸収が妨げられるという悪影響があるので、一日に食べる量は1、2個が良いらしいです。
皆さんのお手元に届く日まで大切に大切に育てて参りますので、欲しい方は是非とも当事業所へお問い合わせ下さい。
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