【盆会(ぼんえ)に際して・・・】

 高梁市成羽町布寄にある泉龍寺の宗派である浄土真宗は、鎌倉時代の僧・親鸞聖人によって開かれました。親鸞は法然の弟子であり、「南無阿弥陀仏」と念仏を称えることで、すべての人が救われるという他力本願の教えを広めたと聴いております。

 地域に根差したお寺として、世代を超えて皆さんの心の拠り所として信仰されています。今回は、戦後80年の節目ということで世界の「平和」と「命」の大切さ、「生」と「命」の繋がりを非常に分かりやすく説いてくださいました。仏教では、不殺生戒(ふせっしょうかい)という五戒の1つがあり、生き物を殺さないことを重んじています。仏教だけではなく、キリスト教にも「平和をつくるものは幸いです。」という言葉があり、仏教の「生きること」「平和」をつくることにも通じています。

 また、生き物を殺して命をいただき命をつないでいること、「生」と「命」は切っても切り離せないもの。生きることも食べることも全て当たり前ではなく、恵みであり感謝なことであるということ。生きているうちに、生き物を大切にし、自分のように他者を愛すること、尊重することの大切さを学びました。

 皆様もこのような心でこのお盆の時期を過ごしてみてはいかがでしょう。皆さんにとって良き「盆会」の機会となりますようお祈り申し上げます。

ふより日和

私たちは、この地域を愛し、 「福祉」×「地域創生」で 旧布寄小学校を拠点とした にぎわいのあるまちづくりに 取り組んでいます。